20キロなら歩けますと即答できるくらい
歩くのは好きです。
きっかけは学生の健気な「節約」でした。
「交通費うかせて他のことに使いたいな〜」って、
誰もが一度は考えたことあるのではないでしょうか^^
高校生のとき、
図書館行くのに150円の電車代ケチって
歩いて行ったら1時間半かかった・・・とか。
大学生のときは
片道30分、バス代210円うかせるために歩いて
往復歩いたら流行りの行列ラーメン食べに行ったり・・・。
学生にとっては大きな、有意義な金額!
よしっ!よくやった自分!って満足してました(^^;)
さすがにこれを今やったら時間モッタイナイけど、
こういうこと繰り返したから得られた気付きも
多かったと思います。
世に言う「散歩の効果」で言われてない
私が「実感してる効果」もあったりします。
人に伝えることが増えたので、まとめてみました。
散歩はお年寄りの健康法というイメージがあるとしたら
かなりモッタイナイことしてます!
運動効果ってあるの?
1.消費カロリー
ぶらりとボケーッと歩くだけでも
多少カロリーは消費します。
もっと効果的なのは「知らない町を歩くこと」。
新しい情報だらけで脳への刺激量が半端ないです。
人の体でエネルギーの消費量がもっとも多いのは脳です。
知ってる町より知らない町を歩いた方が、
「知らない情報だ!安全なの?問題はない?」と
本能がはたらくので、消費カロリーが多くなります。
これ繰り返していくと、
キケン察知能力も肌感覚で身についてくるかもしれません。
私は嗅覚が発達したのか、パン屋発見率が高まったみたいです^^
歩いてダイエットしたいって人には残念ですが
ウォーキングほどのカロリー消費までのぞめません。
あしからず。。。
2.持久力アップ
ウォーキングのように
大きく腕を振って、大股歩きでシャキッとした姿勢で、
なんて意識はしなくても大丈夫です。
歩いてるだけでも
気づいたらほどよく筋力がついて
持久力はちょっとずつアップします^^
健康効果はあるの?
3.免疫力アップ
歩くと免疫力アップするって言うけど、どうやって?
簡単なイメージはこんなです。
筋力がアップすると
基礎代謝があがって
血のめぐりが良くなる。
血液の中の防衛隊の働きが活発になって
侵入者(病原菌)を攻撃しやすくなる。
病原菌が簡単に体に居座れなくなる。
かなり大雑把ですが
イメージできるとできないでは
モチベーションが違います^^
4.認知機能アップ(認知症予防)
歩くと血流がよくなって脳にちゃんと酸素が届くから
認知機能も良くなるって考えてましたが、
それだけではありませんでした。
タモリさんが司会をしていた
NHKの「シリーズ 人体」”第3集”で特集されていた
「”骨”が出す!最高の若返り物質」。
骨への刺激も認知機能に影響があると分かったんだそうです。
歩くと踵から大腿骨に刺激が伝わって
若返りホルモンを出す。
それが血流に乗って脳までいって
認知機能を維持すると。
寝たきりの合併症として「認知症」がありますが、
この話しを聞いて納得しました。
大腿骨への刺激がなくなるから
認知機能が一気に低下しちゃうんですね。
精神的効果もあるの?
5.ストレス解消
普通に生活してるだけでも
ストレスはたまってしまうものですよね。
ほとんどの人は
交感神経優位の時間が長くなっているので
リラックスする時間が必要になってきます。
気分転換にちょっと歩きませんか?^^
歩くときの振動は
だいたい一定のリズムになります。
一定のリズムというのがキーワードで、
副交感神経をはたらかせるのに役立ちます。
副交感神経優位になると
気持ちが落ち着いて呼吸が楽になります。
歩くと血流もよくなるから
疲労物質も流れてスッキリします^^
日常のちょっとしたストレスなら
歩くだけでかなり解消されます☆
6.脳の活性化
「ウォーキング会議(Walking Meeting)」はご存知ですか?
アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏、
フェイスブック創業者のマーク・ザッカーバーグ氏、
ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏も取り入れてた
リラックスして活発な意見交流をする場です。
歩きながらの会議、作業がどうして良いのでしょうか。
歩きはじめた直後は一気に心拍数が上がって
普通より多く酸素が脳まで運ばれます。
そうするとストレスは軽減されて
脳の働きはよくなって
集中力UP、意欲UP、生産性が向上!
という仕組みです。
そう言えば、メンタリストDaiGoさんも
足踏み運動しながら執筆活動できるように
わざわざ書斎机を特注してました。
脳使いのスペシャリストにとって
「歩く」ことは常識みたいですね^^
7.防災訓練ならぬ防災精神訓練
散歩を続けてて良かったと思うことはいっぱいありますが、
安心感を得られたことがすごく大きいです。
ずっと歩いていると
歩く速度や距離が
感覚で分かるようになってきます。
野生の感みたいなものです。
のんびり歩いて時速3キロ。
結構早歩きで時速5キロ。(私これくらい。)
道路によくある青い大きな案内標識に
「日本橋 10km」の表示を見ると
2時間くらい歩けば着く距離ね。ってなります。
2011年の震災のとき、
まだどれくらい歩けるのか分かっていなかった頃、
歩いて帰るなんて絶対ムリ!って思い込んでました。
20キロくらいしかなかったのに。
20キロなら今では歩ける距離って認識してるので
いざって時でも大丈夫。
距離に関してだけは不安が解消されました。
自分がどれくらい歩けるのか認識しておくことは、
防災精神訓練の一つなんじゃないかと思います。
+α.免許返納を見据えて
これは散歩の効果とはちょっと違いますが
散歩以前に ”普段歩かない” のは大問題だと思ってます。
仕事がら、年配の方とお話することが多いんですけど、
最近よく聞くフレーズが「免許返納」。
「目も見えなくなってきたし
視野も狭くなってきてコワいし、
運転もけっこうしんどいわ。
けど、車使えなくなったら
動きがとれなくなっちゃうでしょ?
だから免許返納には踏み切れなくて・・・」
車に乗りなれてると、ほとんど歩かなくなります。
お話しを聞くと、1日3000歩でも多いくらい。
ちょっと少なすぎてびっくりします。
体さわると筋力のなさにもっとびっくり・・・。
これだと足腰がよわくなって
歩くのもキツくなります。
足腰がよわいと近所の買い物すら大変な作業になります。
普段重いものは車で運んでいたわけですから(^^;)
免許返納するから歩けるようにしなくちゃと
思うよりまえに、今から歩く訓練しておきましょう。
年齢は関係ありません。誰でも、今から。
災害もいつ起こるか分かりませんし
いつ誰が帰宅難民になってもおかしくないです。
年配の方は「車なくなったから歩かなくちゃ。」
なんてムリ!て認識しておきましょう。
歩行筋は一日にして成らず!です。
まとめ
散歩は
誰でもいつでも簡単に始めらるのにタダ!です^^
ひとつ手前の駅で降りてちょっと歩くとか
普段通ってるのとは違う道を通ってみるとか
ほんのちょっとしたことで
良いこと尽くめの効果が期待できちゃいます。
自分の心の余裕と健康のためにも、
日常の一コマに散歩を取り入れることオススメします^^