ある日突然の衝撃
2年ほど前のある朝。
起きたときから耳鳴りがありました。
家を出て1分ほど歩いたところで突然、
ぐゎんっと左耳に空気砲を撃ちこまれたような衝撃とめまいがきました。
これはただ事じゃない。
いままでに経験したことのない耳鳴りというか
耳元でスピーカーが鳴ってるというか
とにかく「なんじゃコリャ」って耳の違和感がありました。
普段の耳鳴りは1分もすればすぐに治まるのに
どうもこの耳鳴りは治まりそうにない・・・
家に戻って座っても寝転がってもダメ。
聞こえる音はすべて耳の中で増幅されていって
輪郭を失ったみたいにぼやけてハッキリ聞こえない。
爆音のスピーカーの前にいるみたいに聴き取りにくい、
それもプールの中でって感じです。
ずっとこのままだったらどうしよう・・・
ものすごい恐怖でした。
放置したせいで手遅れになったとしたら絶対に後悔する。
歩くだけでも振動が響いてしんどい、
けどゆっくりと耳を覆いながら、
(きっと)しかめっ面で近所の耳鼻咽喉科に行きました。
問診も先生の声が増幅して輪郭がなくて聞き取りにくい。
聴力検査も右と左で聞こえ方がまったく違うからおかしいことが明白で怖い。
検査後、2度目の問診で手渡されたのが
「突発性難聴と診断された方へ」という小冊子・・・
難聴っていうとてっきり音が何も聞こえなくなるものだとばかり思ってました。
実際は「聴くことが難しい」状態のことで、
ものすごい雑音が響いているのも「難聴」なんだって初めて気づきました。
先生から言われたことは
- 突発性難聴は初期治療がとにかく大事。
- ストレスが原因かもしれないからとにかく安静に。
家から出ないで音楽とかテレビとか控えて。 - 今日出すお薬が効かなかったら大学病院紹介する。
- つぎくるときはかぞくといっしょにきて。・・・?
- 次くるときは家族といっしょに来て。
え、、、耳、聴こえなくなること前提?
家族と一緒に?え?・・・・・・
家族と一緒になんて…よほど予後悪いんだ、ずっとこのままなんだ(T_T)
ものすごく不安で落ち込んで悲しくてやるせなくて。
もぬけの殻・・・ってなりたいけど耳元が煩わしくて
意気消沈ともいかず、突発性難聴について調べまくりです。
「発症後2週間で治らなかったら治る確率激減」か・・・
調べるとよけい不安になるようなことがいっぱい書いてあって
さらに落ち込む負の連鎖。
リンパの滞りがひとつの要因?
この日もらったお薬は、代謝促進剤でした。
病気のこと調べるより先にこちらに気づいてれば
ここまで恐怖感は続かなかったかも(´・_・`)
代謝促進剤ってことは、
蝸牛内のリンパ液ぐるぐる回せば良いってことだったりして。
これ、もしかしたら自分でイケるかも⁉︎
さっそく自分で施術すること30分。
明らかに良くなってる。
薬がようやく効いてきたのかもしれないし、様子見様子見。
そんなこんなで3日後には聴き取りは問題ないくらい回復しました☆
念のため病院にも行って聴力検査をしてもらい、
問題ない数値まで回復してて一安心(´∀`*)
このことを気功治療院の先生に話したら
「キミ、病院行ったんだ笑」ですって。
「笑」で諭された感じです。
突発性難聴じゃなくて低音障害型感音難聴?
その後1年くらいはこの時ほどではないものの、
ヒドい耳鳴りがすることもあって、
そのたびセルフケアで対処しました。
※一般的には必ず急いで病院行ってください!!
突発性難聴と診断されても
実際には違う難聴ってこともあると知ったのは1年経ったくらいに
「低音障害型感音難聴」という病名を知ってからでした。
何度も再発したことを考えると、
私のはどうもこちらだったみたいです。
たしかに低い音が特に聴こえなかったかもしれない。。。
難聴の原因はむくみとストレス?
難聴になったのは蒸し暑い時期、
不感蒸散が減って、体内にとどまる水分が増えて、
リンパがむくみやすい状況だったのかなと考えてます。
学校ではテスト漬けの日々で気が抜けずストレスもかかってたし、
要因は大いにあったわけです。
衝撃が強すぎる経験は何年経っても感情とか明確に覚えてるもんですね。
思い出しながら書いてて、怖かった感情もリフレイン…ドキドキ(*_*)