年末年始に体調くずしたりケガする患者さんが例年多いので、こんなツイートしました。
今日で仕事納め、明日から家の大掃除〜て人多いはず。
— ちー@visiouキラクナ気功 (@taoyaka_3) 2019年12月27日
普段使わない筋肉使ったり、腕伸ばしたり、腰捻ったり、重いもの持ったり。
椅子から落ちて捻挫や骨折、荷物整理しててギックリ腰、なんて患者さん増える季節です。#大掃除 始める前に #準備体操 忘れずに!#30代から要注意
案の定?元旦は集まった親戚のケガの治療、腰痛治療、カゼの治療が初仕事になりました(^^;)
年末年始、患者さんのお話を聞いてても、ツイッターを見てても
「年末年始に体調を崩さない!」
を目標にかかげる人、多かったです。
今回は患者さんに聞いた中で多い、体調不良やケガの要因を抽出しつつ、対策案をまとめました。
体調不良の原因はストレス、ケガの原因は普段と違う動き。
原因を知って対策して、これからは楽しいお正月を迎えましょう^^
体調不良の原因
体調不良の原因は体へのストレスに尽きます。
✔︎ 忘年会、新年会
✔︎ 夜更かし
✔︎ 年末の挨拶回り
✔︎ 予定詰めすぎ
✔︎ 暇すぎ
心のストレスは発散できても、体にとってはストレスってことも多いです。
忘年会、新年会
普段よりお酒の量も食事の量も増加
↓
胃腸が疲れる
↓
免疫機能低下
免疫の要は腸。腸が疲れれば体調を崩しやすくなります。
対策:参加は厳選
参加する会を厳選する。
参加したら飲む上限を決めておく。お酒を飲みながらお水も飲んで(お腹いっぱいになるからお酒の量も減る)、寝る前にもお水を1杯飲む。
二次会には参加しない。
体調不良は暴飲暴食のちょっとした積み重ね。
不調予防も自制のちょっとした積み重ね。
です。
お酒が入ると自制も難しいんですよね・・・そこを何とか踏ん張ってください(^^;)
夜更かし
忘年会、新年会に加えて、クリスマスやカウントダウンなどのイベントもあって、普段より寝る時間が遅くなることも増えますよね。
楽しい気分でストレス解消〜!と思っても
冬場の寒い中
↓
体はストレスを受け続ける
↓
睡眠時間減少
↓
疲れ取れない
↓
免疫低下
で体調を崩しやすくなります。
対策:とにかく体を冷やさない
夜更かしする可能性のある予定を極力減らすことと、とにかく体を冷やさないことです。
腰と足裏にカイロ、首と手首とできれば耳を防御します。
マフラー、手袋、イヤーマフ必須。
カウントダウンイベントからの初詣、真夜中の底冷えから救ってくれたグッズがこの2つ。
耳をすっぽりカバーしてくれるイヤーラックス。
マフラー巻いても帽子かぶっても邪魔にならない優れものでした。
リンク
足を底冷えから救ってくれる、靴下に直接貼るタイプのカイロ。
カウントダウンイベントも、初詣も、外で立ってる時間が長い。
足の指の感覚がなくなったり痛くなったり。それを防いでくれました。
リンク
年末の挨拶回り
年内に決着をつけておきたい商談のために詰め込んで仕事をしたり、年末の挨拶にカレンダーやらを何社分も持ち歩いて回ったり。年末って本当になぜか忙しいですよね。
挨拶回りで配るカレンダー(近年減ってるとは言え、まだまだ配ってる方はいらっしゃいます)、まとめて持つとかなり重いです。
会社員をしてたころ、袋詰めしたカレンダーを紙袋いっぱいに入れたら持ち運べませんでした。
それを持って挨拶回りって・・・かなり体に負担がかかりますよね。
そりゃ腰も痛くなるはずです。
対策:腰痛対策
重いもの持って歩くときでも、おへその下に意識を集中して力を入れると、不思議と荷物が軽く感じられます。
ぜひ、試してみてください。
とは言え日頃からお腹周りの筋肉、インナーマッスルを鍛えておくのが一番の対策です。
ヨガやジムに通うのが一番手っ取り早くてオススメですが、面倒な方向けへこんな記事書きました。
予定詰めすぎ
予定を詰めこんでも、体力、回復力があるうちは問題ないです。
体力落ちてきたな〜と思ったら要注意。
予定を入れすぎて、体を休める時間が取れなくなると疲れて免疫落ちます。夜更かしと同じ原理です。
対策:休む時間も確保
この場合は体を温める云々ではなく、予定を厳選してしっかり休む時間の確保が大切。
暇すぎ
予定詰め込みすぎた年末とは対照的に、年始は予定なくて家から出なかった、って話もよく聞きます。
体ってわがままなもので、ある程度のストレスがないと自衛を忘れちゃうんです。
暇すぎて気が抜ける
↓
攻撃スイッチオフ
↓
菌やらウイルス来襲
↓
即対応難しい
↓
風邪ひく
対策:せめてラジオ体操
何かしら体を動かす、ルーチンを決めておくことが大切です。
私の場合(患者さんにオススメしてる方法)
✔︎ ヨガ
✔︎ ラジオ体操
✔︎ ストレッチ
✔︎ 近所散歩
ちょっとしたことでいいです。
何もせず食っちゃ寝してると免疫低下しちゃうので、ぐうたら体にむち打ちましょう。
ケガの要因
”いつもと異なる” が最大要因です。
普段と違うことをする、つかわない筋肉を使う、とらない姿勢をとる。
その最たるが大掃除です。
【実例】
高いところの掃除をしようと思ってイスを踏み台にしたら落ちて
✔︎ 腰打った(脊椎圧迫骨折)
✔︎ 足ひねった(捻挫、靭帯損傷)
慣れないことをするとケガする。
子供の運動会ではりきるパパと同じです。(接骨院にもそういう患者さん来てました。)
✔︎ 棚の奥、高いところまで腕を伸ばしたり
✔︎ 荷物を動かすために腰をひねったり
✔︎ 上を見上げながら作業したり
✔︎ 外で車や網戸を洗ったり
✔︎ 窓ふき掃除をしたり
普段と異なる動きがいっぱいです。
対策1:ここでもラジオ体操
不慣れなことをするときちんと認識するところから始めるとちょっと安心。
最初のツイートと同じことを言います。
大掃除の前には準備体操を!
準備体操に何するか迷ったら、ラジオ体操。
全身まんべんなく動かすので最適です。
対策2:踏み台、脚立を使う
踏み台の代わりに椅子を使うお宅がめちゃくちゃ多いです。(訪問施術が仕事なので、いろんな家庭見させていただいてます。)
椅子はケガのリスクが高いので、ぜひ踏み台を使ってください。
踏み台は100均でも買えますが、耐荷重50kgまでで踏み台としては使用不可となってるものもあるので注意が必要です。
ケガのリスクを極力減らすなら脚立がベストです。
安定感があって安心感が全然ちがうし、エアコンの上など高いところの掃除には不可欠です。
3段のを洗濯機横に置いてるんですけど、軽くて取り出しやすくて安定感があって重宝してます。
もし万が一、椅子に乗るとしても
✔︎ 椅子の上に滑るもの(座布団など)置かない
✔︎ キャスター付きは論外
✔︎ 籐の椅子も避ける
✔︎ 重心が脚にある椅子を選ぶ
を考慮してください。
たかが数十センチとは言え、椅子から落ちたらそこに全体重以上の重さが乗っかって骨折します。
ひねり具合によっては開放骨折(骨が飛び出す骨折)も起こしかねません(>_<)
椅子に乗って作業するのは本当に避けてください。
まとめ
12月にお会いした患者さんには毎年のように注意喚起してます。
それでも「自分は大丈夫」って誰もが思うようです。
年末は忙しいのが当たり前。体のことはなかなか構ってられない。
が本音のようです。
無理をしすぎて体調くずしたり一度ケガをすると、一気に慎重派になるんですけどね(^^;
痛い代償を払う前に、いつもと違うことをする前にできる対策をして、楽しい年末年始を過ごしてください☆