なぜか膝裏が痛くてちゃんと伸ばせない、歩きづらい。
怪我した覚えもないし、腫れてる様子もない。
どうして痛いの?どう対処したらいい?
こんなお悩みの患者さんが多いです。
原因がケガじゃなければ5分ほど施術するだけで膝の曲げ伸ばしが痛くなくなるし、違和感なく歩けるようになります。
意外と簡単に痛みを取ることはできるんです^^
原因がわかれば自分で対処できることもあります。
どうすれば良いか、いつも患者さんにお話ししてることを記録しておきます。
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1.膝裏の状態を確認
足を曲げたとき、膝裏にくぼみはできますか?
膝の裏は「膝窩」といって、本来くぼみがあります。(「窩」はあな、くぼみの意)
膝裏の痛みを訴える患者さんにうつ伏せになってもらって膝裏を触ると、だいたいこのくぼみがありません。
▷ 緊張しっぱなしで突っ張ってる
▷ 膝裏のくぼみがあるべき場所が盛り上がってる
こんな状態です。
「運動不足だからですか」とか「運動のしすぎですか」とか質問されるけど、どちらも該当します。
2.運動不足が原因
筋肉のしなやかさがなくなる
▷ 朝起き上がるとき、すんなり起きれない
▷ 長時間座ってから立つと、どこかしら痛い
▷ なんだか引っ掛かる感じがしてスムーズに動かない
普段から動かしてない関節は油ぎれみたいな鈍い動きになります。
膝関節も同じく、筋肉の伸縮がスムーズにいかなくて痛みを感じます。
特に膝を伸ばそうとするとき、普段伸ばし慣れてない筋肉はすんなり伸びてくれません。
解決方法
ラジオ体操がおすすめです。
「運動って何をすればいいか分からない」「ジムに通うのは面倒」「毎日続ける自信がない」という方でも、
タンターラタッタッタッタ♩って音楽は馴染みがあって何となくできるんじゃないでしょうか。
▷ 全身のあらゆる動きを網羅
▷ 3分程度と短くて隙間時間にできる
▷ その日の体調に合わせて調節できる
毎日じゃなくても、気が向いた時だけでもやってみると身体の動きが軽く感じられるようになってくるはずです^^
YouTubeに動画があったのでご参考まで。
>> 【NHK】ラジオ体操第1
筋力が落ちてお肉を支えられなくなる
運動しないと筋力も落ちます。筋力が落ちると自分の体も支えるのが大変。
歳をとるとお腹がポッコリ出てくる・・・ってあれも、腹筋がなくなって支えられなくなるいい例です。
お腹には内臓が詰まってて、前に出ないように腹筋が支えてます。肋骨がなくなるお腹周りの腹筋が弱いと内臓を支えられずお腹がポッコリ出ちゃうのは当たり前なんですよね(^^;)
膝裏でも似たようなことが起きます。
お尻の筋肉が落ちると、お尻からもも裏あたりの大きなお肉がどんどん下がって膝裏でせき止めらます。
曲げるときに邪魔になるだけじゃなくて、細い血管が圧迫されて血流不足、酸素不足で動きが悪くなるし痛みも出たりします。
お腹はポッコリ出ても痛くないけど、膝裏は痛みが出やすいです。
解決方法
立ってるときは常にお尻にキュッと力を入れる。
これだけでだいぶ違います。
できれば両足のかかと、膝をつけた真っ直ぐな姿勢でお尻の穴をキュッと!
スクワットとかうつ伏せでやる運動もあるんですけど、注意しないと腰を痛めちゃう場合があります。指導してくれる人がいなくても簡単にできるので、この記事ではキュッと力を入れる方法をオススメします。
3.運動後のケア不足が原因
運動後に緊張のスイッチを切ってない
運動のしすぎ、というよりも運動した後のケアをしてない人が圧倒的に多い印象です。
「運動は身体にいい」のは間違いないです。
血行は良くなるし筋力もついて基礎代謝も上がって体を動かすのが軽くなります。
運動してるのに膝裏が痛いという人の話を聞いてると、ストレッチをしてないことがほとんど。
体をしっかり動かすときは筋肉を緊張させて力を発揮させる。使った筋肉はストレッチ(整理体操)で電源オフにしてリラックスモードにさせます。そうしないとこわばった状態が続いて身体が硬くなります。
解決方法
① ストレッチ(整理体操)をする
屈伸、前後屈、アキレス腱伸ばし、両手両足ぶるぶる。
運動が日課になってる人なら軽くやるだけで十分です。
稀にしか運動しない人は、気持ちしっかりやっておくと安心です。
② マッサージをする
しっかり運動したあと、ストレッチだけじゃほぐしきれないことも多いです。
セルフケアできるならやってみて、物足りないなと思ったら治療院などでケアしてもらいましょう。
アスリートの方には専属のマッサージがついてますよね。力を発揮するためにもケガ予防のためにもしっかりケア、大事です。
4.痛みを早く取りたいときの膝裏セルフケア
とにかくさっさと痛みを取りたい!自分でどうにかできるならしたい!という方へ。
気功施術でやってることを自分でやるとしたらこんな感じです。
① 膝裏を温めて柔らかくする
お風呂、ホットタオル、マッサージ用温感クリームなどで温めます。
(マッサージ用温感クリームはこちらがめちゃくちゃ伸びが良くて香りもいいので愛用してます)
② 膝裏に落ちてきたお肉をもも裏へ運ぶ
膝を曲げて座り(体育座り)、膝裏にあるお肉をもも裏からお尻に向かってちょっと強めにさすりながら(ぎゅうぎゅう押さない!)移動させる。これを何度か繰り返します。
③ ゆーっくり膝を伸ばしてストレッチ
膝を気持ちいいところまで伸ばします。
可能なら足首は直角。かかとを前へ突き出して足の指を自分の方へ向けます。
こうすると膝裏の伸びをかなり感じます。
最後に膝の曲げ伸ばしをもう一度。
おまけに、寝転がって両足を天井に向けてあげてぶるぶる震わせてリラックス。
軽くなりましたでしょうか^^
【まとめ】痛みは予防するに越したことない
膝裏の痛みが慢性化すると痛みをかばって変な姿勢になります。姿勢が悪くなると腰、膝の前側、足首、どこに痛みが出てもおかしくないです。
慢性化する前に早めにケアしておくに越したことありません。
ケアするのにも気功が使えると楽できます。
誰でも使えるようになる(と思ってます!)ので、使えるようになっておくと便利ですのでぜひ^^
>> 気功のやり方は独学でも学べる?独学したい派にオススメの本を紹介!
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