家で瞑想を始めたけど、なかなか集中できない、集中力が続かない。
「なぜ、集中して座れないのか?」
考え事が多くて雑念が湧いてくるからだと思ってたけど、それだけじゃありませんでした。
北鎌倉の円覚寺、駒澤大学の座禅会に参加して気づいたことがあります。
【坐禅体験記はこちら】
座り方ってかなり重要!
座り方ひとつで集中力がかなり違うことを実感したので、座禅会で習った方法を家でも取り入れました。
結果、かなり心地よく集中できるようになりました^^
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心の集中は、姿勢の安定から
瞑想するとき、決められた座り方ってないです。
あぐらを組んで座っても椅子に腰掛けても自由。
一般的に瞑想っていうとあぐらイメージが強いです。
わたしも最初はあぐらを組んで座ってました。
ただあぐらを組むだけだと安定性が弱い
普通にあぐらを組むと、お尻と足首から下が床につく感じだと思います。
大きな一面での接地。
一面での支えだけだと気づいたら背筋がぐでっとなって、シャキッと気合いを入れ直すことになりがちです。
そのたびに集中が途切れちゃうんですよね。
対して坐禅は座り方に決まりがあります。
「結跏趺坐(けっかふざ)」もしくは「半跏趺坐(はんかふざ)」。
お尻と両膝、三点で支えるので安定性が抜群です。
結跏趺坐は最高に安定した座り方と下記の本(気功独学のバイブル)でも紹介されてました。
結跏趺坐、半跏趺坐をさらに安定させるコツ
太もものストレッチ、ちょっと楽に座れるようになる
初めての結跏趺坐、なかなかできませんでした。股関節が突っ張っちゃって痛い。
痛いと集中して座ってられませんよね(^^;)
股関節を楽にする方法を調べたら、太もものストレッチがヒットしました。
こんな感じで太ももの前側を5〜10秒、ゆーっくり伸ばすだけで股関節がだいぶ楽になりました。
股関節に違和感があって座りにくいとき、毎回このストレッチをちょこっとやってます。
お尻を高くして、安定感バツグン
どうにか足を組めるようになった〜!と思ったのに膝が床から浮いてる・・・
膝が床から浮いちゃうときの解決法は座禅会で学んできました^^
お尻の下に座布団!
とはいえ座布団を持ってなかったのでヨガマットを折りたたんで敷いてました。
それでも高さが足りません。
タオルを足してもフニャッとなって心地よくありません。
しっくり座れるような座布団を探してニトリ、IKEA、SEIYU、近所の雑貨屋さん、
クッションとか座布団を見かけるたび座り心地を試してました。
クッションはぺちゃんこ過ぎて支える機能がぜんぜん足りない。
座布団はちょうど良い大きさに出会えない。
しっくりくる物が全然見つからない。
駒澤大学(曹洞宗)で使ってた座禅用の坐蒲(ざぶ)がしっくりきてました。
どこで売ってるか分からずネットで探すと、何と相場が8,000円ほど!
意外と高いもんですね(^^;)
ちなみに円覚寺(臨済宗)では座布団を折りたたんで高さを出してました。
諦めきれずに探し続けて、ようやく納得いく坐蒲を見つけました。相場の半額^^
左:坐蒲 右:ヨガマット 高さが全然違う
届いた座布団はかなりしっくりきました。
駒澤大学で出会った高さがあって滑ることなく安定して座れる坐蒲と変わりません。
お尻と両膝、しっかり三点で支えられて姿勢がぶれにくくなって、明らかに集中力が増しました。
背筋がピンと伸びると呼吸がしやすくなって、体が清々しく軽やかになります。
座るのがより気持ちよくなるので、ソファがあるのにこっちばかりに座っちゃいます^^
>> 座禅用座布団を購入する
坐蒲を使い始めて1ヶ月、全くへこたれることなく満足いく高さをキープしてます。
高すぎたら中綿を出して高さ調節できるってことだったんですけど、調節しなくてもちょうど良かった^^
試しに中綿出してみたけど、ちょっと取り出しにくかったです(^^;)
座る定位置は集中スイッチ
坐禅会で気づいたもう一つのコツは、座る定位置を決めること。
「ここに座ったら集中する」って場所を決めると、気持ちを切り替えやすいです。
ただ床に座るだけより、”場”となる坐蒲のような物があると、視覚的にもスイッチが入りやすくなります。
坐蒲を見ると「あ、座ろう」って気分になりやすくなりました。
「瞑想でなかなか集中できない。」
雑念が気になってしまうことより、座り方が安定せずに体がフラつく場合の方が多いと思います。
瞑想の仕方は自由です。
座り方に決まりはないけど、集中力を高めたいなら坐禅的な座り方、ぜひ一度試してみてください。
体が安定してふらつかなければ、かなり集中しやすくなるはずです^^
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